5月マドリード号リーダーから(エンジン班)

(2号車マドリードレッドのCivicは マドリード号と呼ぶことにしました。)

 

はじめまして!マドリード号リーダーのShotaです!

5月に行なった整備内容についてお伝えします。

先月、メンバー全員で二台の車両を分解し、「ドンガラ」と言われる状態にしたので、

今月からは、各車両、各部門に分かれて作業が始まりました。

 

まずはエンジン班!

車両から取り外したエンジンを実際に分解し、エンジン内部の状態確認・清掃を始めました。

その中で、マドリード号のエンジン内部のクランクベアリングと呼ばれる部品が使用限度を超えて摩耗していることが分かりました。

しかし、我々のエンジン用の新品部品はもう手に入らず、学校に在庫してあったほかの新品ベアリングを実際に取り付けて、

正常に使えるか測定をしました。その結果、クリアランスが狭過ぎて使用できないことが分かりました。

しかし、クランクベアリングはエンジンを組む上でとても重要な部品のため、正常な状態の部品を組付ける必要があります。

そこでメンバーで話し合い、もともと我々が持っていたベアリングを基準にして、クランクシャフトを削る判断をしました。

当時物の貴重な部品を加工するリスクなども考えましたが、完成までの時間を考え、このような判断となりました。

 

摩耗したクランクベアリング 金色は本来見えてはいけない↓